アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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作戦

ズボラ、金欠、センス無しのダメ男でも、「失点しない」髪型。

投稿日:2019年6月23日 更新日:


■今だから言うが、
実は、大学時代、
「ちょっとおしゃれな人」
を目指していた。
大学生というのはそういうものだ。

しかし、当時の私を知る人で
「明瀬はおしゃれだった」
と思っている人は皆無で、
むしろ、ほぼ全員から
「めちゃだっせー(藁)」
と思われていたので、
私の試みは完全に失敗していた、
と言ってよかろう。

■これはまあ、
元々の容姿や性格のせいが大きいのだが、
やはりやり方も間違っていた。

例えば、髪型に関していうと、
月一回、五〇〇〇円くらいの
美容院に行って、
髪も割りと長めにしてもらっていた。
最終的には
「さらっと流れるセミロング」
になろう、と。

美容師の腕は確かなもので、
たしかにカット直後は
私でもそれなりに素敵な髪型にしてもらえる。

しかし、ああいうのはやはり、
毎日のセットを前提にするものなのだ。
が、そう言われてもやり方が分からない私は、
結局、ほぼセットなしで過ごした。

結果、二週間後には、
伸びて清潔感のないぼさぼさ頭になり、
あとの二週間を、ぼさぼさ頭で過ごす、
ということになってしまう。

これでは何をしているのか分からない。

■これは、
私にセンスがなかった上に、
慢性的な金欠だったせいもあった。
もちろんセンスでカヴァすることはできようが
オシャレの成果は、
やはりある程度、かけたお金に比例するのだ。
(例えば二週間に一度、
美容院に行くのであれば、
何の問題もない)

それに、何をするにしても
まめな手入れが重要だ。

美容師が作ったのは、
セットを前提とする「かっこいい髪型」で、
セットをしなければ、
そりゃただのぼさぼさ頭である。

■もっと根本的な原因もあったように思う。

こういう私のようなタイプの人間は、
「かっこいい」
「おしゃれ」
「もてそう」
とかではなく、

まず、
「失点をしない」
ことを目指すべき
だったのだ。

というわけで今回は、私のように、
ずぼらで、
金欠で、
かつセンスもない、
男性が、
「外見で失点をしない」
ための、
髪型についての提言である。

結論は単純だ。
とりあえず、常に髪短くしておきましょうよ」-。

これは、
すでに知っている人には自明かもしれない。
もしも大学生時代の私のような人がいれば、
参考にされたい。

■本当のところはどうか分からないが、
「男性は髪が長いほうがもてる」
という説は、ある程度真実だろう。

ヴェリイショートヘアの男性アイドルも、
いないわけではないが、やや希少だ。
二次元キヤラクターにも、
長い髪が多い。
歌舞伎町のホストだって、
たいてい長くて、色も金銀だ。

一番もてる男たちが選んでいる髪型が、
セミロングヘア以上の長い髪なのだから、
やはり、長い髪が一番もてるのだと思う。

■だからこそ、
かつての私は長い髪を目指したわけである。

が、それは罠だった。

長い髪が悪いわけではない。
あれは、
まめで、
センスがあり、
ある程度お金もかけられる、
と言う人が、
「得点を目指す」時の戦術としては極めて有効である。

しかし我々のように、
「ずぼらで、
貧乏で、
センスがない人が、」
「失点をしない」

ことを目指すとき、
選択肢は、「短髪」に限定される

「髪は、長ければ長いほど
“得点”の可能性を増やし、

短ければ短いほど
“失点”の可能性を減らす」
と無理やり一般化してもいいくらいだ。
(坊主は特異点)

「短髪もかっこいいよ」
というのを示すため、
以下に例を(中年以上だが)二人ほど挙げておく。
(もちろん彼らは、
私のようにズボラでも貧乏でもセンス無しでもない)

■アップルを創設した頃の
スティーヴジョブズ
セミロングの七三分けだったが、
晩年は、丸坊主に近い髪型になった。
病気治療のためもあるのかもしれないし、
禅からの影響もあるのかもしれない。

時代による流行の変化にもよるが、
よく似合っていて、
かっこよかったと思う。

■NPBドラゴンズ元監督の落合博満も坊主頭で、
TVではやや怖めの、渋い風格を出している。

が、実は、監督就任時の落合は、
天然パーマネントウェイヴの髪を、
ある程度長め(五cm以上)にしていて、
「田舎の普通のおじさん」
と言う感じだった。
(落合が坊主にしたのは
平成十九年に優勝を逃した時だ)

もし落合が
「ウェイヴでちょっと長め」
のままであったら、
今のキヤラクターはなかっただろう。

(ついでに言うとあの薄茶っぽい眼鏡も怖い)

■今の私も相変わらず貧乏なので、
できれば一〇〇〇円、
できるだけ一五〇〇円以下のカットを使っている。
ただし、回数は二週間に一回だ。

繰り返しになるが、
「失点をしない」ためには、
こまめに散髪してしまうことなのだ。

それでも値段は美容院の半分以下で、
これくらいなら何とか払える。

■頼む髪型も、一種類に固定してしまった。

私の場合は、
「外側刈り上げで、
てっぺんは短くする、
丸いソフトモヒカンみたいな感じで。
てっぺんはたくさん漉いてください」
だが、これ自体はどうでもいい。
選ぶべき髪型自体は、
顔や好みによって変わる。

ここで伝えたいのは、
「一種類固定だと”失点”しづらい」
ということだ。

私の場合、
周りの眼はどうなのか分からないが、
少なくとも以前よりはましだと思う。

■さて、なぜこれに気づいたのかと言うと、
おしゃれ美容院で、
たまたまこれに切ってもらったからである。

というわけで、私のように、
「金欠で、
ずぼらで、
センスがなくて、
どんな髪型がいいのか分からない」
と言う人は、一度だけおしゃれな美容院に行って、
「とにかく短くしてください!」
と頼んで切ってもらい、
帰り際に、その髪型の
「名前」
「次からの頼み方」
を聞き、それを覚えておく、

というのがよいかもしれない。

(ちなみに美容院は、
かなり強く頼まないと
本当の「短髪」にはしてくれない傾向がある)

令和元年六月二十三日
明瀬祐介
acsusk@gmail.com

補足
■ちなみに現代では
「若いアスィスタント美容師の練習のため、
無料で髪を切ってもらえる
マッチングサーヴィスのアプリケイション」
というのもあるそうなので、
それを使うのもいいかもしれない。

-作戦

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