アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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所感

「女子大生」亡国ではないけど論。

投稿日:

■すでに誰か言っているだろうし、
すでに定着した言葉について
「おかしい」というのはおかしいのだが、
共学に通う「女子大生」という
言葉は改めて変だ。

「大生」(だいせい)と言う
言葉はなく、「女子大」という言葉はある。
そして「東大生」は「東大に通う学生」だ。
だから、
「女子-大生」ではなく、
「女子大-生」つまり、
「女子大に通う学生」
としか、普通は思えない。
(実際、もともとはそうだった)
が、今は共学でも「女子大生」だ。

「女子大学生」
だと、その決定的な齟齬は免れるけれど、
やはり「女子大学-生」なのか、
「女子-大学生」なのか分かりづらく、
「大学生女子」あたりが適切であろう。


■だいたい
「男子大生」
とはあんまり言わない。
「女子大生」
のあとで、それに対応する形でできたものだろう。

そもそも「女子大生」などという言葉があるのが、
批判の対象になってよいのではないのか。
女子を例外化するのはよくない。
(「有徴」と言うらしい)

わりと時代錯誤な私ですら変だと思う。


■が、今のところ改まる気配はない。
どのメディアも当たり前に
「女子大生」を使っている。
(中には「女子大学に通う学生」の意味もあるかもしれないが)。

少なくとも共学に通う人に関しては、
「女子大生」
と呼ぶことを、この辺でやめてはどうか。

令和元年八月10日
明瀬祐介(アカセ)
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

(つけたり)
■朝日新聞社主催の「女子大生フェア」の例。
https://info.asahi.com/shukatsu/seminar/tokyo190727/
ただし、これは
「短大生や専門学校生も含めたいので、
“女子大生”という、
定義のはっきりしない曖昧な言葉を
敢えて使いたい」
という意図もありそうで難しい。


■上記の議論は「女子高生」でも当然当てはまるが、
「女子高」という表記はあんまりしないので、
「女子大生」にあるそもそもの分かりづらさが
分かりづらい。

-所感

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