アカセニッキ

少しだけ役に立つ、または面白い内容を提供できれば。

作戦

かつて変人と呼ばれたかった男が語る、本当の変人像。

投稿日:2019年8月30日 更新日:

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

■世の中には、
「変人と呼ばれたい」
という願望を、
心に秘めている若者がいる。

私も昔そうだった、
と言えるかもしれない。

私は確かに
「自称変人」
みたいな、痛いところがあり、
しかも実際喋り方とか仕草とかは、
どうも妙にぎこちないらしい。

いや、それは意図していないのだが…。

得と言うか、損というか、
判断の分かれるところであろう。


■さて、
「変人と呼ばれたい」
という若者がいたとして、
じゃあどうすればよいのか、
というのを、
かつて変人ワナビだった年寄として
アドヴァイスすると、
「人の眼を気にするな」
である。

これだと
「またありきたりなことを…」
と思われるかもしれない。
違う、そっちじゃない。
「他人から変に思われても気にするな」
「他人から変人と呼ばれることを恐れるな」
じゃない。

「他人から変に思われなくても気にするな」
「他人から平凡と思われることを恐れるな」
だ。


■今の若者はどうか分からないけれど、
私たち年寄が若者だった時代、
私たちはとかくエキセントリックな
行動に走り勝ちだった。
飲み会で奇矯なコールを発したり
公道で全裸になったり、
ライターで体毛を燃やしたり…。
「傾く(かぶく)」というやつだろう。

それは決して悪いことではないのだが、
本当の「変人」は、
実は決してそこにはいない。


■若い頃の私は、
無意識ではあったが、
「その場でぱっと面白いことを
思い付ける人」が
面白い奴だと思っていた。
瞬発力、アドリブの力だ。
実際、そういう面白い人というのは
世の中にいるが、
いきなりなるのは難しいし、
実はそれは変人のコア層ではない。

大書店に行ってみよう。
学術でも、娯楽でも
専門書のコーナーに足を運んでみると、
膨大な量の情報が書かれた本が置かれている。

それを書いている人たちこそ、
若い頃、本当の変人だった人たちだ。

変人というのは、周りの若者から、
「生真面目」とか
「ガリ勉」とか
「地味」とか
「つまらない」
とか思われている人たちなのだ。


■先日、古い知人に会った。

「明瀬もなんか昔より平凡になったな」
と言われてしまう。

「本当の個性は、地道な努力から生まれる」-。
というような、ありきたりなことに
気づいてしまうのが、
最近の私の残念な変化だ。

本当の本当の変人というのは、
ずっと若者のように
カブいている人なのかもしれないけれど、
それは痛すぎるので、
読んでいる若者がいれば、
カブかずに地道なことする方をお勧めしたい。

令和元年八月三〇日
アカセ
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

-作戦

執筆者:

関連記事

no image

Perfumeと松下幸之助の共通点。

■先日「SONGS」にPerfumeが出ていたので視た。 Perfume、わりと好きなのだが、フアンというほどではない。メムバーの名前すらあやふやだ。 ■そんな、Perfumeが、恩師の振付師・MIK …

no image

俺は「研究」には何の興味もない。

■これは恥をしのんで書くのだけれど、私は、学問的な「研究」という物に、ほとんど何の興味もない。 十代のころ、二〇〇五年、私は牢人の末、国立大学の応用科学科に進んだ。将来的には、理系の研究者になろうと、 …

ズボラ、金欠、センス無しのダメ男でも、「失点しない」髪型。

■今だから言うが、実は、大学時代、「ちょっとおしゃれな人」を目指していた。大学生というのはそういうものだ。 しかし、当時の私を知る人で「明瀬はおしゃれだった」と思っている人は皆無で、むしろ、ほぼ全員か …

学校は勉強を教えるな。

■前々回・前回と、「教育における、“縛りプレイ”で厳しい競争するのってまじで意味ねえよな」ということを長々と語ってきた。https://acsusk.com/20190710- …

無敵の通信制大学、弱点もある。

■前回は、 「大学に通学し、講義を受けることで失ってしまう時間と費用を考えれば通信制大学が圧倒的に得だ」 「若者は通信制大学を選んで、その替わりに得た時間で他の活動を一生懸命するべきだ」 ということを …