アカセニッキ(明瀬祐介日記)

少しだけ役に立つ、または面白い内容を提供できれば。

所感

今更ながら、行政の統計調査に重複が多い。

投稿日:

■国や、県や、市といった行政から、
企業に、何かの統計調査提出の
指示が来ることがある。

たいがい専用の紙に記入することになっている。
今は「Excel」のシートも使えたりすることがあるが、
専用の紙をそのまんまシートにした、
という感じで、入力がしやすいものではない。

こういったことに答えようとする。

「法人番号 □□…□□」
「社名 □□□□」
「資本金 □□□□万円」
「当期の売上高 □□□□万円」
「従業員数 □□□人」…。


■ここで、「うーん」となるわけだ。

それらはすでにいつか、どこかで
「行政側」に提出してある情報ではないか、と。

例えば資本金や当期の売上高は、
税務申告や登記という形で提出してある。
従業員数だって、
源泉所得税や社会保険料の天引きの際に
ほぼ同じような情報を
「行政側」に提出してはいないか。

もちろん行政にもいろんな部署があり、
地方自治体の、例えば環境行政と、
国税や法務と社会保険では全く系統が違うから、
容易に情報を利用できない、
というのは分かる。

が、資本金や売上高、従業員数なんては多くの会社が
ウェブサイトにも載せているような情報だ。

行政側でシステムを組んで
「法人番号」を打てばその辺の基本情報は
引っ張ってこれるようにならないものか。


■もちろん税務申告や登記が
最新の精確な情報を
反映していない場合もあるだろう。

しかしそんな企業が、
この統計調査には
精確に答えたりするだろうか。

税務申告・登記とは
別に提出してもらうことで、
より精確な情報が反映される、
ということなどあるのか。


■さらにいえば、
単位が「万円」の場合、
「千円」の場合、
「円」の場合もあったりする。
情報の時間も、
「今年の一月現在の」だったり、
「現時点での」だったりする。

そうでなくても、
人間なので単純な書き間違いもあるだろう。

改めて答えさせる方が、
より誤りの多い統計になってしまわないか。


■詳しくは書かないが、
「基本情報」の部分のみならず、
調査の主要部分も、
他の部署の調査と重複がある場合もある。

…というわけで、
いろんな生産性向上は
その辺の効率化から
始めたらいいんじゃないかな。

令和元年九月十一日
明瀬祐介(アカセ)
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

-所感

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