アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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関東郊外住みなら関東戦国史に燃えるよな。

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■最近、関東戦国史の本を読んでいる。
北条早雲が登場する以前、
「○○公方」が乱立する
無茶苦茶な時代から、
家康が移封されるまでの約一五〇年間。

この時代が好きのは、 茨城とか千葉とか埼玉とか栃木とか、
東京でも多摩地区とかに住んでいる人が、
一度通ったことがあったり、
路線図の先の方にあったりする地名が
どんどん出てくるところだ。
結城や古河、
分倍河原(府中市)、国府台(市川市)、鉢形(寄居町)、高見原(小川町)、
五十子(本庄市)、関宿(野田市)、小弓(千葉市)…。

江戸も出てくるけれど、
まだ本当に湿地帯だったのだろうか。
現在の東京の周囲、
武蔵野線とか外環道とか圏央道あたりを
中心に武士たちが割拠している感じがある。

川越とか小田原とか、
現在観光地になっている場所もあるけれど、
多くは有名にもならず、滅びもせずに、
普通の街になって続いている。


■このあたりが、坂東武士の
根拠地だったんだろうな、
というのが、行ってみるとなんとなく分かる。

さすがに東京近郊は開発が進んでいるが、
台地には森が残っていたりして、
かつては砦でもあったんだろうな、
という感じがある。

田舎に行くと、
新田開発や治水工事、市街化なんかも
あるだろうけれど、
基本的に景色が変わっていなさそうだ。

田んぼの中に、
やはり城になっていそうな小高い山・森が点在する。


■この時代の魅力、
というのは、もうひとつ、
勢力の興亡と言う点では、
「あまり現代につながっていない」
点にこそある。

江戸時代の関東の大名の多くは、
徳川家の譜代や親藩だ。

戦国時代まで、
そのあたりにいた国衆は、
徳川家康の関東移封によって、
多くは近世大名としては残れなかったし、
佐竹のように、転封になったりした。

彼らの名は、
地名に残るのみだ。
(特に、埼玉は地名として
武士団の名前が残っている感じがある)

それを思うと、
関東戦国史は、
ちょっと古臭い中世坂東武士たちの、
最後の大暴れみたいな感じがして、
愉しさと哀しさが交ざるわけである。

令和元年九月二十日
明瀬祐介(アカセ)
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

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