アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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所感

不良と体育会系と全共闘と。

投稿日:2019年10月9日 更新日:

■前回、
「日本最後の精神的コミュニティである
学校を最後に、日本から、
“その構成員から強い愛着を持たれるようなコミュニティ”
はなくなる」
というようなことを書いた。

文章は最後、
「ヤンキー」と「体育会」と「全共闘」が、
そんな世の中に反発をくらわすんじゃないか、
みたいなところで、唐突に終わっていたような気がする。

僕の書く物はいつも意味が分からないけれど、
これはさすがに全然意味が分からなかったと思う。

説明すると、僕には、
「体育会系」、あるいは「私設応援団 」と、
「ヤンキー」や「B-BOY」と、
「全共闘」が、
結構親和性のある人々のように見えるのだ。
(それぞれから、
「一緒にすんじゃねえ」
と怒られるかもしれないが)

以下は、雑な印象論になるけれど、
一応今のところ考えているところを
まとめておきたい。


■まず、「私設応援団」と、「ヤンキー」から。

漫画「ジャイアントキリング」には、
「ユナイテッドスカルズ」という、
クラブを愛しているがゆえに
クラブへの怒りも強く、
トラブルも起こすような、
ゴール裏のサポーター集団が出てくる。

僕自身はJリーグのゴール裏というのに
行ったことがないので分からないのだが、
あれは、
「ああいう人もいる」
という程度にはリアルなのだろう。

かつてのNPBの「私設応援団」も
一部にかなりヤンキーな側面はあったようだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/109950

https://nikkan-spa.jp/447776


■次に、「私設応援団」と「活動家」について。

かつて、Jリーグのサポーターの間で、
清義明らを中心とする、
「サポティスタ運動」というの存在した。

「サポーターを団結させて、
運動を起こそう」
という運動で、そのリーダーの一人は、
こう語っている。

「全共闘が終わって、
70年代に地域のいろんな住民運動とかに
入っていった若者たちと同じようなタイプが、
90年代にはサッカーのサポーターの世界に
集まってたことは間違いないんです」
(「全共闘以後」より)

これは分かる。
前述の「ユナイテッドスカルズ」だって
過激だけど、クラブに対していろんな不満をぶつける。

http://www.warewaredan.com/jinteki24.html


■また、以前も書いたけれど、
「体育会系」(特に、「体育会系陰キャ」)と、
「全共闘」との親和性というのは
確かにある。

例えば全共闘に一番人気があった漫画は、
「あしたのジョー」だし、
高倉健の映画も好まれたという。
サルトルもそうかもしれない。
「次のことなんか考えない」
「理屈じゃない、行動だ」
「今ここにいる俺が…」
というようなマインドは、実に体育会系的だ。


■そして、
「ヤンキー」や「不良」や「B-Boy」と、
「全共闘運動」にも、
精神的に共通する部分があって、
それはこの一言で端的に表されるだろう。

「なんだか分からない。
でも、とにかく、”今”は、嫌なんだ」


■「体育会系」「私設応援団」と、
「ヤンキー」「不良」と、
「全共闘」。

一人称は「俺」だ。
対称をなすのは、
「意識高い系」+「おたく」=「僕」たちである。

平成年間は、この「俺」たちが
まとめて勢いを失った時代だった。
それをいいことだという人もいるだろうし、
実際安全にはなっただろうけれど、
なくなってみるとちょっと寂しい。

「血がたぎる」
みたいな感覚を、
どうしても持ちたい若者の「俺」たちは、
たぶんどこかに一定の割合でいる。
意識の高い「僕」たちが
主流になって、世の中が進めば進むほど、
やっぱり「俺」たちだって、
となるんじゃないか、
なんてことを、今の僕は考えているわけだ。

令和元年一〇月九日
アカセ(明瀬祐介)
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

-所感

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