アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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作戦 回想

またやりたいぜ被験者バイト。

投稿日:2019年10月10日 更新日:

■突然だが、
私は学生が長期に渡って
いわゆる「アルバイト」
をすることに否定的である。

若い時にはもっとすべきこと、した方が
よいことがたくさんある。
(広い意味での「勉強」だ)

もし、
「ある学生が長期に渡って、
“アルバイト”を
しなければならない」状態
であるのであれば
それは社会としてよくないことだと思う。


■一方で、短期の仕事は、いい。

拘束時間を使わないし、
気分転換にもなる。
なにより面白いものが多い。


■僕が大学生だった当時、
学内の掲示板に行くと、
長期・短期の仕事の紹介が出ていた。

(昨今はいろいろ危ない
仕事もあるそうなので、
なおさら、上記のような
「大学紹介」がよいのではないか。
まあ別に審査はないのだと思うけれど)

そこで僕は一日か二日限りの
仕事を探しては潜り込んでいた。


■ちょっとおすすめなのは
(うちの大学くらいに
しかなかったかもしれないが)
大学の研究室が行なっている、
「治験」みたいな仕事だ。
といっても、薬の治験ではなくて
(薬の治験は怖くてできない)、
おもに心理学や教育学の治験である。

画面を見て、
アンケートに答えたり、
ボタンを押す、というものが多かったと思う。
大学のものは、仕事というのにはあまりにも短く、
謝礼は一時間弱の作業に対し五〇〇円分図書カード、とか、
そのくらいだったかもしれない。

詳しい内容は忘れたけれど、
「画像を見たときの
赤ちゃんと大人との反応の違い」とか、
「ボタンを押す速度の違い」とか、
そういうテーマが多かった。

興味深くて覚えているのは、
「ポジティヴな意味の言葉と
ネガティヴな意味の言葉を
画面上にランダムに表示させているとき、
画面の上の方から現れる点と、
下の方から現れる点に対する反応は、
異なるか」
という実験で、
その後どうなったのか知らないけれど、
かなり「ツボ」みたいなところにいるな、
と感じた。


■「けいはんな学研都市」にも行って、
同じような、でももっと長くて謝礼も多い、
心理学や医療の実験を受けた。

ロボットと一緒にショッピングモールを歩いたり、
3DTVを見ているときの疲れ具合を調べたり。
MRIの中で試験問題を解いたこともあった。
(病気などが発見されれば
教えてくれることもあるという)
どういう理由だか忘れてしまったが、
ドラムセットを叩かされたこともある。
石黒浩のアンドロイドが
心に与える影響を調べる実験(というか調査)もあった。

けいはんな学研都市は遠かったので、
往復交通費を考えればあんまり
割のいい仕事ではない。
けれど、僕は電車で特に観光地でもない街に行くのが
好きなのもあって、結構楽しかった。

国会図書館にも行けるしね。


■これらの仕事、
またやりたいとちょっと思う。
機会と条件があえば、
もう一度、ボタンを押したり、
アンケートに答えたりしたい。

でも、もうほとんどできないのだ。

まず、上記のような仕事は、
まわりに大学や研究機関がないとできない。

それに調査のサンプルを絞る目的から、
対象が「十八歳から二十五歳までの○性」
に限定されていたりする。
(つまり研究者が一番集めやすい年ごろだ)

だからもし、これを読んでいる若い人で、
そんな機会がありそうな人がいれば
ぜひ参考にしていただきたい。

令和元年一〇月二十一日
アカセ(明瀬祐介)
acsusk@gmail.com
https://acsusk.com/acsusk/

-作戦, 回想

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