アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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回想 所感

九〇年代後半、なんか異様に暗い時代があったよな?

投稿日:2019年10月20日 更新日:

■これはなかなか理解してもらえないし、
「世相」などというものを
説得的に判定することはできないのだが、
「一九九〇年代後半、
異様に暗い時代があった」
といったら、
同意してもらえる人はどれだけいるだろうか。

兵庫県南部地震が起き(九五年)、
地下鉄サリン事件があり(九五年)、
警察庁長官が狙撃され(九五年)、
酒鬼薔薇聖斗事件があり(九七年)、
山一証券が自主廃業し(九八年)、
和歌山カレー事件があり(九八年)、
東海村臨界事故があった(九九年)。

「新世紀エヴァンゲリオン」が流行し
(初回放送は九五年)、
「ドラゴンヘッド」や「モンスター」や
「ケイゾク」、「X Files」なんかにも
人気が集まっていたあの頃-。

ちょうど中学生だった私は、
世界は滅びるんだ
という絶望を、本気で抱いていた。



■もちろん、多感な中学生だったから
そんな気分になっただけかもしれない。

その後、上で挙げているのよりも
大きな事件や事故、災害も起きた。

しかしそれでも
「世の中全体がお先真っ暗」
という、あの時と同じ感覚にはなっていない。

その後、同じような気分になったのは
唯一、今くらいだ。
今日、
「この国はもう駄目だな」
という絶望を、
左右を問わず抱いていると思うが、
この感覚こそ、九〇年代後半に
私が持っていた気分に近い。

だから
「お前が九〇年代後半に感じていた
陰鬱さってどんな感じ?」
と知りたいときは、
今のような気分を想像してもらえればいいと思う。

令和元年一〇月二〇日
アカセ(明瀬祐介)
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

-回想, 所感

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