アカセニッキ(明瀬祐介日記)

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作戦 回想

無敵の通信制大学、弱点もある。

投稿日:2019年11月2日 更新日:

■前回は、

「大学に通学し、講義を受けることで
失ってしまう時間と費用を考えれば
通信制大学が圧倒的に得だ」

「若者は通信制大学を選んで、
その替わりに得た時間で
他の活動を一生懸命するべきだ」

ということを書いた。

しかし、この通信制大学、
もちろん弱点もある。


■まず、「学問」の質の部分だ。
といっても、
個々の大学、授業、先生に
問題があるわけではない。
(と思う)

問題は
通信制大学全体がカヴァーしている
学問範囲が狭い

ことで、
「普通の総合大学なら
大概ある授業、大概ある学問分野」
が、どこの通信制大学にもなかったりする。

特に理工系が手薄で、
バリバリの理工系といえるのは
帝京大学の情報系だけ。

これはちょっと残念だ。


■次に、学歴として強力か、
ということで、
間違いなく
「大卒」「学士」になることはできる。

が、正直言えば世の中には
「出身大学」で判断する人や企業もある。
早稲田大学の通信制を出ていたって
「おお早稲田大学!
なんだ、通信か…」
という人だって存在するのだ。

だから就職活動で
門前払いを食らってしまう
ことだってある一方、
逆に「出身大学によって有利になる」
ことは少ない。

真面目に勉強にも取り組み、
そのほかの活動も一生懸命取り組めば、
いざ就職したくなったときにも、
さすがに無職になることはないと思うが。


■なお、上記を克服するために、
ある程度勉強が好きなら、
(別の大学の)大学院に行くという手もある。

(大学院にも通信制はあるが、
普通の大学院しかできない分野も多い)

「B大学の学部から
もっと社会的地位のあるA大学の大学院に進む」
ことを「学歴ロンダリング」と揶揄する人もいるが、
何にも悪いことではない。
常に「した方が有利」だったし、
だからこそ
「ロンダリング」(洗浄)
と言われてきた。
(別に学部が汚いわけではないのだがが)

(そもそも出るところに出れば、
「難関大学卒」よりも「修士」の方が
当然評価される。
日本でもアカデミックに近いところではそうだ)


■しかし、通信制大学から
別の大学の大学院に行くのは、
ちょっと難しい。

特に、(通信制からに限らず)
学部と大学院で
専門分野を変えるのは、
かなりの困難を伴うと思う。

「学問の内容自体の難しさ」
よりも
「ある専門分野の学部レヴェルの内容を
独学で習得する」
ことが難しいのだ。
(また「大学院入試」は
その対策情報も少ない)

だから、「学歴ロンダリング」
も簡単にできるわけではない。


■私は上記のようなデメリットを
甘受してでも、
時間とお金の方を得して、
その得た時間で別の活動を
一生懸命した方がいいと思う。
だからあくまで通信制大学を勧める。

ただ言えるのは、
通信制大学を選んだ場合、
その「別の活動」を
本当に一生懸命やらなきゃ
意味がない

ということだろう。
鍵になるのは「自律」だ。

だから、
普段の僕を知っている人が
以上の文を読めば、きっと、
言っている内容はともかく、
おまえが言ってもなあ…

と言うと思う。

令和元年十一月二日
明瀬祐介
acsusk@gmail.com
https://twitter.com/acsusk/

-作戦, 回想

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