アカセニッキ(明瀬祐介日記)

少しだけ役に立つ、または面白い内容を提供できれば。

「 本 」 一覧

「愚公移山」と「半日村」。

2019/07/27   -所感,

■「愚公移山」(「愚公、山を移す」)と言う故事は、毛沢東に引用されたという歴史的経緯から、すっかり使いづらくなってしまった。 ■ある山あいの村で、一人の老人が、村を興すために山を動かそうとする。別の老 …

一九六八年、現在の若者たちはどこにいたのか。

2019/06/26   -所感,

■「1968」(小熊英二)という、昭和四十三年前後に起こった大学紛争に関する本がある。https://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1 …

色彩を持たない多崎つくると私。

2019/06/20   -

■今まで読んだ村上春樹の小説で、 一番美しいのは、 「スプートニクの恋人」だと思う。 一番面白かったのは、「1Q84」だ。 そして、一番読みたくなかったのが、 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の …

「新装版 真鍋博の鳥の眼 タイムトリップ60’s」。

2019/03/07   -

■「新装版 真鍋博の鳥の眼 タイムトリップ60’s」 の内容と感想を書く。 http://mainichibooks.com/books/hobby/-60s.html 著者・真鍋博は、 …

「新自由主義者」って悪口か?

2019/02/26   -

■以前感想を書いた、竹中平蔵「平成の教訓」 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84204-2 についての補足を書く。 &nbs …

竹中平蔵「平成の教訓」への疑問。

2019/02/25   -所感,

■竹中平蔵「平成の教訓」を読んだので、 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84204-2 以下に内容と感想を書く。 (以下、人 …

デービッド・アトキンソン著「日本人の勝算」を読むが…。

2019/02/24   -所感,

■私は経済学では「新古典派」に属する。別に学位も持っていない私が「新古典派」を名乗るのは、党員でもない自民党支持者が「俺は麻生派だ」「僕は石破派だよ」とか言うようなもので滑稽なのだが、まあ新古典派だ。 …

最後の関西文化人・堺屋太一と「失われた三〇年」の終わり。

2019/02/13   -所感,

■大学時代、どういうわけか 野口悠紀雄と堺屋太一をよく読んでいた。 野口では 「日本経済改造論」 「日本経済は本当に復活したのか」 「戦後日本経済史」、 堺屋では 「組織の盛衰」 「日本を創った十二人 …

落合博満が「決断=実行」で伝える、「見ないで分かるか」。

2018/11/10   -

■何を隠そう、落合博満信者だ。 現役時代には間に合わなかったが、 書物やウェブでその実績やエピソードの類を読んでは心酔してきたし、 監督時代はドラゴンズの結果に一喜一憂した。 (試合も観に行こうと思っ …

石井暁「自衛隊の闇組織」とかいうスリラー。

2018/11/02   -

■石井暁「自衛隊の闇組織」(講談社現代新書)を読んだので、 以下にその内容と所感を書く。 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000315241 …

「失われた十年」、田中秀征と、多くの「もしも」。

2018/10/14   -

■相撲には、”平幕優勝が多い時期”というのがある。 ちょうど平成3年から平成4年頃がそんな時期で、この時期には、 琴富士、琴錦、貴花田、水戸泉、曙(平幕ではなかった) と、5人 …

名棋士兼名文家の鬱闘病記「うつ病九段」。

2018/09/27   -

■先崎学は、比較的広く名が知られている将棋棋士の一人だ。 棋士としての実績は、現在を切り取っても、棋歴全体を通じても、 まあ中ぐらいといったところだろうか。 (もちろん、「棋士の中で」の話である) そ …

獄のお供に外山恒一「全共闘以後」。

2018/09/24   -

■「歴史は勝者によって作られる」 という言葉は、実は当てはまらない場合も多い。 もちろん国家とか、政党とか、大企業とかの歴史に関しては、この言葉の通りである。 歴史はのちに勝った者が、都合のよいように …

藤井一至の土をめぐる冒険。

2018/09/16   -

■突然だが、あなたは土について知っているだろうか。 「土とは何なのか」答えられるだろうか。 あるいは、斜長石、かんらん石、輝石といった「鉱物の種類」や、 火成岩・変成岩・堆積岩、あるいは玄武岩・花崗岩 …